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黒鍵を弾く難しさを細分化する

黒鍵のせいで弾きにくい、ということはとても多いと思います。
黒鍵まじりで弾きにくい部分を白鍵のみにししてみたら
(もちろん音はおかしくりますが)
ずーっと弾きやすかった、ということはレッスンでもよくあります。

黒鍵を弾く難しさを細分化して書いてみようと思います。

黒鍵は、白鍵よりも

1。奥で

2。高い場所

にあります。

この、2点セットは大変なハードルで、

白鍵と違い、指をおろすだけでは弾けません。

1。指を奥に伸ばし
2。黒鍵よりも高いところまで上げ
3。そして下す
4。しかも、楽なポジションまでは下ろせない
  (指にとって中途半端な高さで打鍵する
   空気椅子の辛さに、少し似てるかな)
5。わずかに力をいれないと鍵盤は落とせない

となります。
全てをクリアして初めて、脱力して黒鍵を打鍵できます。
大変です。えらいことです...。

これを、”無駄な力み”や”精神的な緊張感”なしに
するっとやるなんて...!!いやはや。

黒鍵を打鍵することや楽譜にいくら慣れていても、
この物理的な黒鍵ハードルはまた別問題、と思っています。

実際に黒鍵を打鍵するのが例えば2であっても、
付近の指や筋肉はもちろん、
全身に及びます。
「2が黒鍵を弾くんだ」と、
関係ない場所まで反応し、かたくなってしまうのですね。


本当に、その破壊力たるや...

必死で積み上げてきた基礎脱力を一瞬で吹っ飛ばします(苦笑)。

「黒鍵を弾くんだ」と思うだけでいかに手がかたくなっているか、
それを自覚してもらうだけでもずいぶん違うと思います。


でも、それだけでは限界があるので

生徒さんに同じ音形を白鍵で弾いてもらい、
その時の自分の感覚を「お手本」として、
黒鍵が含まれている「生徒さん」にも
できるだけそれを真似てもらう、というアプローチをしています。


また、集中力などから可能な場合、
まずは指をスルッとあげられること
そのまま中途半端な高さまで下ろせること
(このとき、打鍵のように力は入れなくていい)
などを念入りにやっています。

次回、黒鍵を弾く以外の指について書いてみます。

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by shibukw | 2016-09-23 12:28 | レッスン(全般)

大人の雰囲気に〜打鍵前にも溜め、そして〜

大人の生徒Bさん、
メンデルスゾーンのしっとり曲を練習中です。

しっとり大人の雰囲気で温かく弾きたい!
ので
前回はメロディーに従属できる伴奏、
についてお話ししました。

今回もいくつかお話したのですが、
一番効いたのが

打鍵前の溜め、です!!

打鍵後の溜めより難しいんじゃないかなと思います。

打鍵”後”の溜め、は
ド〜(ため)

打鍵”前”の溜めは、

(ため)ド〜
です。

うーん、書き換えると

打鍵後は ド〜...

打鍵前は (ん)ド〜

かな。
文字だけなのでなかなか伝えにくいですが...

前の音の後にせっかく溜めたのに
次の音をすぐさま弾いてしまうと、
せっかくの溜めは効果半減、もしくは無効になってしまいます。


えーと、2音のつながりを書いてみますと

打鍵後の溜めのみでは ド〜...ド〜...



打鍵前の溜めも有りは ド〜... (ん)ド〜...

です。

それを意識して頂き、
私も横で腕を振りながら
Bさんに演奏して頂きました。

Bさん、いきなり綺麗にとはいきませんが、
それでも
もう、ものすんごく、よくなったー!!!

きっかけは掴まれたようで、
「あー!」という反応をして下さいました。
目覚めたようなBさんの表情に、
私はこれからが本当に楽しみで、ワクワクしました。

そして一番大事なのは、
「やり過ぎて変にならないように、やらない」
のじゃなく、
「やらなくてつまんなくなるくらいなら、やり過ぎる!!」
こと。

そして、その期間を、乗り越える!!

だと、しつこくお話ししました。
特に、控えめなBさんにはそうなのです。

変な例えですが(笑)
関西に移り住んだ人が、関西弁を喋り始めると、
おかしな関西弁になります。
でも、
ネイティブの皆様に「おまえの、おかしいねん!」
などと言われつつも喋っていると、
3年くらいすると
ネイティブに、まぁ合格ラインを出してもらえるようになります。

途上は、”オヤオヤ”で良いのだ!
計算と試行錯誤とヒトマネを経て、
いつか、開ける!

と強く思っています(^^)

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by shibukw | 2016-09-12 08:58 | レッスン(大人)

2の指で弾く時、3の指は ー回路を書き換えるー

2の指を弾く時、
3の指はどうするかというと、
「弾かない」ですね。

つまり、
2だけをおろし、
3は、おろさない。

この、「おろさない」がよくひっかかってきます。

「おろさない」ための筋肉と神経が作動するのですね。

「3が弾かないようにしなきゃ!」といった感じですが、
もちろん、無意識で私が知る範囲でほとんどの場合、無自覚です。

つまり、3の指に連動する部分が硬くなるのです。
(直接3に関わらない部位でも。)

特に次に3を弾く場合、
これは「弾く前から力んでいる」ので、
「それをいったんリセットし、軽く弾く」のは
ほぼ無理です。

次でなくても硬化ですから2が弾きにくい、などの原因にもなります。

とにかく良いことは無いので

この「
2だけをおろし、
3は、おろさない
」という回路を書き換え、

2だけをおろし、
3は、ゼロのまま。何もしない。

にしていきます。

おろさない と 何もしない の差は、レキゼンです。

※ゼロとは、脱力状態のことです。

書き換えのためにも、上述の、「おろさない」ための筋肉と神経の作動が
どこでおきているか、見極めるのが重要だと感じています。


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by shibukw | 2016-09-06 21:07 | 脱力 (レッスン、自分)

講師には絶対に見えない、生徒さんの自宅練習

生徒さんが、家族しかいない家でする練習。

講師には絶対に見えないものです。

どんな風に頑張ったのか
どれくらい悔しい思いをしたのか
どのくらい「めんどくさいー」と戦って練習を始めたのか
お母さんは、どのくらい手伝って下さったのか
お母さんは、どれくらい大変だったのか
一人でどれだけ頑張れたのか
自分でどのくらい、気持ちを立て直したのか。

どれだけ想像しても、
本当のところを本当に感じることはできません。

「もー!!」と、鍵盤を叩きたい衝動にかられたかもしれない。
ちょっと「もう、やめたいなぁ」と思ったかもしれない。
めんどくさいに流れることもあるとも思います。
やっつけるみたいに、練習してしまったり。
自分に勝てたり、負けたり。

それを、知ることができたら良いのにな、とよく思います。

でも、絶対に知ることができないからには想像する。

そして、知らないメリットをいかそう、とも思います。

イライラして、「もー!」ってなったり
涙がでるところや
めんどくさー、と流れたことは
知られたくないものだろうから、
私はそれを知らずに「頑張ったね〜!」と
笑っているのも何か良いことあるんじゃないのかな、と。

それでリセットされる、というか。
良い意味で、無かったことにできる、というか。
それも良いんじゃないかな、と思います。

逆に、
意外とアッサリできちゃったのに
私には大変だっただろうと思えて
「これ、大変だったでしょー!よくできるようになったねー!」
とほめてることも、あるんだろうなー(笑)。

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by shibukw | 2016-09-05 10:04 | レッスン(全般)

左手には耳が甘い

左手は、通常、低い音を弾いています。
そして伴奏が多いです。

そんな理由からかなと思いますが、

耳と脳は、左手の演奏内容の良し悪しに甘くなりがちだと思います。

右手だったら合格を出さないラインで、
左手だったら「ふむ、こんなものかな(^^)」と思ってしまうのです。

つまり、
「右手に対しての方が、自分の評価がシビア」
「左手の演奏に対する方が聴き方が浅い」
といった感じですね。



Aさんのレッスンで、それを改めて感じました。

Aさん、右手だったら「もっとこうしたい」が
必ず出てくるであろうところ、
左手だとそうならなかったのです。

「右手だったら、自分はこれで良しとするだろうか??」

という聴き方は、とても大事だと思います。

そして、それをできるだけ客観的に判断する。

そのためにAさんにご紹介したのは、

左手の演奏内容を、

1。右手で左と同じ音を弾く。ただし、低音域で。

2。高音域で弾く(左手で)。

です。(座っている位置を左右に変えます)


1は、右手で弾くと指使いが変わってしまいちょっと大変。ですね。
Aさんも、1は「あれ、あれ?」となってしまい、時間が必要そうでした。
でも2なら、すぐにできて、
「あ、ほんとだー!!」となりました。

なるほどなるほど、と試して下さるAさん、
左手の演奏がずーっとよくなりました!

高音域だと、右手で弾いている演奏を聴く時のシビアさで
左手の演奏を聴くことができますね。

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by shibukw | 2016-09-01 00:26 | レッスン(全般)