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内容、大丈夫ですか?

大人の生徒Aさんは、脱力メインのレッスンになって10ヶ月くらいですが、
1ヶ月前に私が解剖学やらを仕入れ始め
それがレッスンで生かせるようになってからは、さらにぐぐぐっと深くなりました。

この3週間の変化は劇的で、親指、べっつじーーーん!!です。

Aさんの表情・声から、
楽しんで頂けているな〜(*^^*)えへへ

と・・・・・・思う。

今日のレッスン前に、不安になりました。
今の配分のままでだいじょーぶ、なのかなぁ(ーー;)、と。
(・・・ブログも・・・偏っていてすみません。)

私としては、もうしばらく続けてラクになって、
それでその手でガーデンコンサート(6月末)の曲を弾いてほしいなぁと思っています。
本番前になると、どうしても仕上げが優先されますから、このオフシーズン(笑)に
上げられるところまで基礎を上げておきたい、と。
(曲の中では基礎ができないという訳ではないんですが、やはり、集中度が・・・。)

でもAさんはどうだろう? そろそろ脱力はお腹いっぱいになってないかな・・・。およよ。

そこでレッスン冒頭、お聞きしてみました。

私 : 内容、いまの感じで続けても大丈夫ですか?
   レッスン前に、”あー、筋肉はもー良いわー。もっと曲弾きたいわー”とか思ってませんか?

Aさん : あはは! 自分の手がどんどん変わっていくのが楽しいです〜。大丈夫です(^^)

よかったぁぁ〜!!

また、「家ではいろいろ弾いて楽しんだりしてますし」とのこと。
そうそう、これ大事なんですよね!!
ラクになった手で、ニヤニヤしながら遊び弾き。
だってピアノが弾きたいからやってるんですよね。自分についてもつくづくそう思います。
そして遊び弾きには、「ここがもっとラクになりたいな〜」とムクムクと思える効果もあります。

そんなこんなでAさんのお気持ちが確認できましたので、
今日も新しい脱力ポイントをご一緒に選び、
左手の親指について、またひとつ「解放されました!!
の一言に大はしゃぎの私でございました。

※ポイントを”選ぶ”というのは、私の”脱力ポイント引き出し”から、
今のAさんに良いのを選んで、今週はコレ!と決めて攻略することです。
複数同時進行は難しい&ご本人に変化が予感・実感できるのが一番だから、です。


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by shibukw | 2014-02-27 12:49 | レッスン(大人)

グーパーから始めよう

私自身、失敗していためたことがあるからなんですが・・・
(解剖学を勉強し始める少し前のことです。普通に生活していますが
今でも演奏はちょっと気をつけながらです)

指の体操・・・例えば「○○指だけを曲げたり伸ばしたり」等は
結構な負担です。
脱力して動けない単独の指に「君だけ動いてよ」と急にやらせるのなら、尚更です。

解剖学・生理学の本を読み始めて、それを痛感しました。

なので最近は、「グーにする」からです。
狙いは1本の指でも、その1本の指だけを動かすのでは負担が大きく、
5本の指を一斉に動かす方が、ずっと小さい負担ですみます。

最初はパーよりグーの方が良いかなと思います。

動作は「グーにする」という5本が一斉に動く内容でも、
意識は狙いのポイントに絞ります。

「○○が内部できゅっとならないようにグーにする」です。

○○は、例えば・・・
前腕の伸筋(肘の少し下あたりを感じながらグーにする)
手の甲の、伸筋腱(手首と2〜4指の山を結ぶ線のことです)
母指球筋4種(肉球を構成する4種、できれば分けて。ここでは母指内転筋も球筋に含めています)
親指第一関節の裏側
手の甲の、親指と人差し指の間の三角のところ(第一背側骨間筋)
手首の脇、親指側(短母指伸筋腱)
手の甲の、小指脇
などです。
一度に全部はいきません。順番は状況に応じて。ひとつずつ攻略していきます。

こうやって改めて羅列してしまうと「えー」な感じですが、ゲーム感覚で、
コツをつかめばそんなに時間はかかりません。

改めてやっていくと、本当に、ただグーにするだけなのに
「右はできるけど左はできない」のなんと多いことか・・・。

そして、グーだけでなくパーでもできるようになるだけで、ものすごく動きやすくなります。
遠回りなようですが、結局この方がはやい気がしています。
筋肉を使う回路を書き換える感じですね。


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by shibukw | 2014-02-21 23:27 | 脱力 (レッスン、自分)

ギロックのワルツでスタッカートの抜けを

大人の生徒Cさんが2ヶ月前から弾いていた曲は、ギロックのウインナーワルツでした。
ここで、ウインナー(ソーセージ)たちが踊っている様を想像してはイケマセン(笑)。

2ヶ月かけて、ワルツとは、しかも ”ウィーンの” ワルツとは、をベースに
私がアレコレ申し上げるのにも関わらず、ふむふむと取り組んでこられました。
一度、「どうしましょうか、もう少しこの曲いけそうですか?」とお伺いしたら
「え? あ、まだまだです!」。普段と違うそのおっしゃり方が、とっても印象的でした。

特に最初のAパートでは、
音の切り方やウィーン的な食いつきなどアレコレと。
1ヶ月半たったころ、クライバー指揮のニューイヤーコンサートの映像を一緒に観たり。
 こういうとき、やはりクライバー様!であります。
 ウィーンのワルツ、こんなに”見るだけで”吸収できるなんて〜!


そんなこんなで、レッスンの度にどんどん成長していらしたCさんです。

んが!!
残っている、気になる点がありました。

Bパートのスタッカートが、どーにもカタイ!!
かわいく軽く、とすでにお話はしてあって、ノリもよくなってはいたけどまだカタイ!!

これは・・・イメージやノリの問題じゃないなぁ、と思いました。
指が苦しそうだったのです。

3音の和音で、指は1、2、5で広げて。しかも、2のみ黒鍵です。
うん、素敵に抜きにくい配置です。

再度弾いて頂いて、「うーん、この力み、どうやってとろうか」と思いました。
”軽く切る”と思うあまり指をかためて打鍵、その影響で手首〜手の甲も硬化、
となると、肉球もカチンと・・・。

でも、ここで真っ先に「手首をラクにして」は禁物かな、と考えました。
指の各関節がカタイのに手首だけ抜こうとしても
抜けないか、バランスを失ってしまうか、に見えました。

そこで、「筋肉から指先の腱までの一続きの抜けがそのまま鍵盤まで到達する」を再度確認。
(この日、元々お話していた内容でした。これについては、また改めて記事にします。)

特に黒鍵に乗り上がっている2です。
もう、黒鍵にあがんなくちゃ、の気合いが第二関節〜第三関節に見てとれます。

力を留めずに指先まで抜けきり、第一関節で自然にスルっと支え、
それができたらそのまま手首も抜く。

で・・・弾き直すと・・・

いたずらっこで、かわいく、思わせぶりなスタッカートです!
3音のバランスもものすごーーーーく良くなりました!!
私はそれはもう浮かれてウッホッホです。
Cさんも、「ラクになりました〜。なんだかカタイなぁと思っていたんです!」。

スタッカートは、切らなくちゃ。突かなくちゃ。鋭く弾かなくちゃ。

その回路を少しずつ捨てて、余裕のある手で反動の力を借りたラクなスタッカートを。
特にこの曲では、キレッキレの突いたスタッカートは合わないので、やりやすいです。
この曲のイメージがあってこそ、のスタッカート脱力だったように思います。
(フォルテもそうですね。Cさんもこの曲で、フォルテの試行錯誤もしました。)

Cさんは、「そうなんですね、スタッカートも・・・。(脳を)上書きですね♪」という
ニュアンスのことをおっしゃいました。

残っていた気になる箇所が素敵に変わり、次へのステップへの手応えも感じたところで
二人して大満足のマルっとなりました(≧▽≦)

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by shibukw | 2014-02-21 15:56 | レッスン(大人)

解剖学は演奏につながる?

解剖学、生理学等々の資料を今も読んでいます。

今日は「つか、それ、読んだら演奏につながんの?」ということについて書いてみます。
(1年前、解剖学の入り口の本を読んだけどほとんどつながらなかった経験があるので・・・)

解剖学や生理学を通して知ることができるのは、
「何がどこにあるのか」「どう(関わって)動いているのか」です。

それがわかるということは、ピアノを演奏する上で
「どこに不要な力みがあるか」「どう邪魔されているか」「どこから動くべきか」
がわかるということだと思います。
なので冒頭にもどると、演奏につながります!

んじゃ、どうつなげんの?なんですが・・・

私の場合ですが、資料を読んでいると、少しずつ感嘆詞?が変化していきます。
1。うわ〜 (パッと絵を見て)
2。へー (しげしげと絵を見て)
3。ほー!! (解説文を読んで)
4。おおおおおー!!!!!(自分の変化につながって)

この4が、演奏やレッスンの変化に結びつく段階です。

私は生徒さんに「解剖学とか勉強して下さい」とはもちろんお話しませんが、
ご興味がありそうな範囲で「だから、こうできればラクになれる」をお話し添えています。
基本的に、私が「おおおおーー!!!」だったことは、生徒さんにとっても「おおー!!」です。

もちろん、4が目的で読んだりしているわけなんですが
仕入れた知識がいつも4まではくるわけではありません。

そして、自分の手で4までくるのはほぼ左手のみで、
右手では3までしかいけないことがほとんどです。
・・・もちろん、左手が不出来だからなんですが・・・。

また、3から4への昇格は、ひとつの本を読んでスルっといけることもありますが
だいたいはそうはいかず、時間を経て後から「あっ!」とつながってくるのがほとんどです。

つながるタイミングはだいたいこんな感じです。
1。複数の資料を見て  2。弾いてて突然  3。生徒さんとお話し中  4。ブログ書き中。
あと、効果絶大なのが、5。自分の手に描く!!です。(これはまた後日記事にします。)

1についてですが、同じ手の絵でも、本によって色んな描き方があります。
2色刷りかフルカラーかはもちろん、
克明で鮮明なCG風、絵画的、スケッチ画、線で簡略化、など色々です。
最初は、「”克明鮮明フルカラーCG”が良いに決まってるじゃん!」と思っていました。

描く対象も、
ポイントの筋肉のみ、筋肉全体、皮膚のシルエットあり、写真に加工して透かすなど。
あ、視点の角度や、手の角度や動き、他の前腕との絡みなども色々ですね。

困った事に、どれが1番、は決められません。つまり、「この1冊さえあれば」となりません。
自分の知りたいこと、描きたいイメージ、つなげたいところ、力が入ってしまうポイント
などによって、どの絵・文が良いかが変わります。
前見たときは「へー」だけだった絵が、今日みたら「おおおおおーーーー!」だったり。

冒頭、以前つなげられなかったと書きましたが、それは
自分の内部の動きをロクに感じていなかった、というかそもそもその発想がなかったし
だからそんなに解剖学について知りたいとも欲していなかった、のです。

アテがなきゃつながらないを実感しましたので、
レッスンでは、その「アテ」を持つお手伝いを、と思っています。

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by shibukw | 2014-02-20 14:27 | 脱力 (レッスン、自分)

筋肉の生え際から、をイメージするだけで!

筋肉の生え際を、明確にできるだけピンポイントでイメージできると
動きがガラッと変わることがあります。

筋肉が生え際から動けていない状態を例えると、
髪の毛の生え際だけがハードスプレーでかためられていて
髪が根から自然にがなびかない感じ
です。

(”生え際”ではなく解剖学では”付着部”だと思いますが、私のイメージは”生えてる”なんです〜)

今まで私は、親指の付け根、といえば骨の根っこ部分をイメージしていました。
それは骨格的には間違いではないですが、
筋肉の動きに焦点をあてた場合はズレてしまっています。

脱力できないのは骨ではなく筋肉なのに、
骨をイメージしていては、そりゃ変わらない
わけですねぇ(^^;)

親指の細かい動きを担当する筋肉たち(手内在筋の、母指球筋)。
いわゆる肉球部分に、4種類の筋肉があります。
詳細は省きますが、ピアノ演奏に際して持つイメージとしては、
いわゆる親指肉球と手首の境目あたり(横手根靭帯)に、
4種の筋肉の付け根が8割ちかく集まっていると思うのが良いかと思います。
(ここでは、母指内転筋も母指球筋に含めていますので”4種”です。)

しかも、さらにうちの一部は親指すぐ下、手首の骨の一部(大菱形骨結節)から
直接生えています。
が、私が見た資料はほとんどが靭帯付着の絵のみ。
それを見ても、「ふーん、そう、なの・・・?」だけで、当然、演奏には結びきませんでした。

ところがある資料で、他の資料とは違う描かれ方をした親指筋肉の絵を見て目からウロコ!
このイメージが、私にとっては大変化でした。
(ある資料=オーチスのキネシオロジー、です。)

生え際の根っこから、自然に稼働できていなかったと、ガクゼンとしました。
例えばグーにするときでも・・・親指の筋肉生え際から動いていなかったのです。


大人の生徒Aさんは、以前から左手親指の動きが少し不自然でした。
そこでゆっくりとグーをつくってもらうと、やはり親指の付け根筋肉が動いていませんでした。

お話をして、絵をお見せして、10分程度、私が根をほぐすイメージで念入りに触りました。
その後に再びグーにしてもらうと・・・

私&Aさん同時に 「うわー!!!」

根からするんと動きました!!
動きがなめらかになっただけでなく、
根から動くので、親指の稼働域が広がったのも見てわかりました。

弾くと・・・Aさん、「ラクですー!」

二人で大はしゃぎでした。
2週間のストレッチなどの結果ではなく、
明確なイメージと、10分程度のほぐしで変わるんだなぁと実感しました。

ところでどの指も、いきなり目的の指1本だけ動かすよりも、
グーにするくらいが負担が少なく、変化させやすいと思うこの頃です。
これについてはまた改めて・・・。

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by shibukw | 2014-02-16 11:23 | 脱力 (レッスン、自分)

筋〜腱を、スパゲッティで。

例外もありますが、「筋肉が動き、腱がひっぱられ、指が動く」が大まかな動きです。
大きな筋肉の場合、肘から指先までつながっています。

で、例えば
第一関節で支えられていない(柔軟に機能していない。例え見た目はそうでもなくても)
ときに、第一関節の支えだけを目指すとどうなるか。

私は、
1。できない
2。見た目だけそうなるが、余計に力が入る
3。いためる
のどれかではないかと思います。

理由は、第一関節で支えられないのは、第一関節だけのせいではないと思うからです。
第一関節を動かす複数の筋肉(関節からは離れた場所にある)や、
他の関節(特に第二)もどこかで突っ張ったりし、
バランスを悪くしあいながら「現状維持」に努めています。
まるでそのバランスを崩されるのはとっても嫌、といった感じで
やめてよ、さわんないでよ、と言っているように思えてきます(^^;)

良いバランスには稼働できる”余白(遊び)”がありますが、悪いバランスにはそれがありません。

私のイメージは、この筋〜腱(指先まで)のつながりが、乾燥スパゲッティです。

茹でていない乾燥スパゲッティで○(マル)をつくろうとすると・・・
可能なところまでは硬そうながら”しなって”耐え、それ以上続けると、ポキっと折れます。

茹でてアルデンテのスパゲッティでは、マルにすることができます。

茹ですぎると・・・溶けてしまうのかと思います。そこまで茹でてみたことはないのですが。

また、半分がアルデンテでも、半分が乾燥状態では、やはりマルにはできません。
無理矢理やると、乾燥部分がポキっといくと想像します。

そしてスパゲッティは1本ですが、指を動かす仕組みは
複雑に枝分かれしたり合流したりしています。
手専門の整形外科の先生の本を読める範囲でですが読むと痛感しますが、
どこがどこで影響しあっているか、細かい動きになるとブラックボックスのようだと感じます。

見た目だけを整えようとしないこと。
目立つところだけを変えようとしないこと。
「これができないから、これをやろう」と一直線にいかないこと。

これができない、それはなぜか、根はどこか。
どういう開発の仕方なら無理が無いか。

以前の自分の失敗から学びいつもそれを考えるようになりました。
ブラックボックスの中のパターンみたいなものを
一生、蓄積をし続けていきたいと思っています。


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by shibukw | 2014-02-13 15:38 | 脱力 (レッスン、自分)

筋力よりも、作動させないこと

ピアノを弾くために筋肉の動き(収縮)は絶対に必要です。

前腕や手にはたくさんの筋肉があって、複雑に影響し合っています。
Aの動作の時にはAの筋肉、と明確には区分できず、
いろんな筋肉が関係しあいバランスをとって動いています。

ですが。
最近つくづく思うのが、大事&難しいのは、いかに動かすか・鍛えるかではなく、

1。いかに必要な筋肉を作動させすぎないか

2。いかに不要な筋肉を作動させないか。


だということです。※今回はイメージしやすいかと思い、収縮でなく作動としてみます。

1は、動く筋肉の収縮を最小限、限りなくゼロに近づけるという感じですね。
で、2について少し書いてみますと・・・

本来、屈するときには伸ばす筋肉は ”勝手に” 緩む(逆のときは逆で)仕組みになっていますが、
特に訓練したりしていなければ往々にしてわずかに作動している、と感じます。
(対応する筋肉の組み合わせは決まっています)

例えば打鍵する瞬間なのに、伸ばす筋肉がどうしてもわずかに作動してしまう。
逆に、離鍵する瞬間なのに、曲げる筋肉が緩みきれずに作動している。
これをできるだけゼロに近づける経験をつむと格段にラクになります。

それっぽく言うと、拮抗筋の弛緩。それを徹底させる、ということかと思います。
どこの筋肉が動く時はどこが緩むのか = どこが緩み足りないのか。
を明確に描いて取り組むとこんなに違うんだなぁ、と思っています。
レッスンでも、お伝えの仕方をまたひとつ掘り下げることができました。

つまり、上記1は、動く場所についてで、2は勝手に緩む場所について、です。

解剖学のイチから勉強する段階では、どうしても
Aの動作の時に動く場所や動き方がメインになってしまいます。(上記1につながる部分)
”勝手に緩むところ”は軽い扱いです。

私は最初、”動く方”について一生懸命読んでいました。
もちろんまずここからですし両方のバランスなのですが、
でも、演奏での力みの根というのは”緩むべき場所”にこそあると感じています。
そもそものイメージの持ち方という点でも。(イメージを持つ重要性については改めて・・・)

そういったイメージが曖昧で「筋力」や「支え」が先行しすぎてしまうと、
不要な筋肉や関節が育ち、そのため必要な筋肉が育たず、クセも定着していくと感じます。

もちろんつまんなくなってしまうといけないので折り合いではあるのですが
ただ、諦める事なく、できるだけ自然に少しずつ
そういった認識を生徒さんと共有し蓄積し続けていきたいです。
そしてそのために生徒さんの喜びポイントに合わせて取り組みたいなと思っています。

というわけで、何冊か本を読んでいて、勝手に緩む筋肉の緩み不足だ!と
実感を持ってつながったときは本当に嬉しく、また運指の上で大きな変化を感じました。
これまで「弾いて疲れたり痛くなったりするのは伸ばす方の場所だなぁ、しっくりこないぞ」
と思っていたのもつながりました。わーい!

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by shibukw | 2014-02-09 17:38 | 脱力 (レッスン、自分)

「根底に脱力」のレッスン、10ヶ月経過しての効果

どうもいつもタイトルが長めで・・・すみません。

10ヶ月前から、私のレッスンは、「ラクに弾く」がベースになりました。
(子供の生徒さんに、脱力という言葉はあまり使っていません。)

音楽性と脱力(基礎)のバランスや程度は思案しつつですが、
レッスンで脱力絡みのキーワードが出てこないことはまずありません。

基礎メニューで体操的に内部の筋肉がきゅっとしないで動く、に取り組んだり、
曲の中で「ここでこう、きゅっとしないで弾いてみよー」とお話し、
それができることが曲がマルになる前提条件になっていたり。
※全てがラクに弾けている、とか、漠然とラクに弾いてね、は言いません。

また、ある程度理解が進めば、
「ほんとはここでこう脱力できるとこうやって欲しい音がだせるけどね、
まだこの指を抜くのは少し大変だから、今は、今の弾き方で良いよ」となります。
これは、”その脱力もできるようになりたい!”と思ってもらい、地道な訓練系練習に
意義を見いだしてもらうためです。

重要なのは、力んでいないかどうかを感じて自分で判断できることです。

小さい生徒さんは飽きてしまうので方法はあの手この手でゲームを装ったりもしますが、
常に一貫して「ここがきゅっとしないで、ラクに」です。
(”ここ”は状況によります)

それが浸透してきたのを、ここ最近色んな生徒さんから感じています。

もちろん、ラクそうになっているとか、見た目とかもそうですが、特に感じるのが
「自分で感じて判断できる力」の向上です。

今までは左右を比べてごらん、と言うと「うーんと・・・」と考え込む感じだったのが、
反応がどんどん早くなっているなと感じます。

1年生のGちゃんはゲームぽく片手ずつやってみていたとき、
  右でやってみる→できた
  今度は左で→やった瞬間、照れ笑い。(できなかったから)
となり、この反応の早さに私もお母さまも「おぉ〜!」です。

ある大人の生徒さんが、
「少しずつやってれば変わるって、実感できたので。(これからもやっていってみます)」
とおっしゃいました。

やっていれば、変われる。

この実感こそが、何よりの励みですね。

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by shibukw | 2014-02-06 21:09 | 脱力 (レッスン、自分)

そもそも脱力とは、を分かりやすい言葉と実感で。

ピアノを演奏する時の脱力とは、
筋肉を必要最小限だけ使って演奏することかなと思います。

でも、これじゃいまいちピンとくるような、こないような。
私は今から思えば全くもってピンときていませんでした。
そんな私自身が左手脱力を進める過程で「これって、なんだか?!」と思った表現が、

まるで、誰かに弾いてもらっているかのように弾ける。
自分で弾いてるんじゃないみたい

です。

まるで筋肉を使っていないかのように、指が動く。
まるで自分は何もしていない時に誰かにやってもらっているかのように、指が動く感じ、です。

でも、これでもやっぱり言われただけではピンときませんので・・・
レッスンでは実感してもらうために、その「誰か」に、私がなります

ラクにした手を鍵盤において、生徒さんは何にもしないで、
私が生徒さんの指先と第一関節の間あたりをつまんで下ろし、打鍵させます。
 ※このとき、「せーの」とか言いません。
  タイミングが分かってしまうと無意識に構えてしまいがちだからです。

生徒さんにとっては、指が先生に勝手にポトっと落とされ、打鍵した感じですね。
(ここで力が反射的に入ってしまう場合はそっちからクリアします)

感じる点が絞られていないとぼやけてしまうので、
私が段階に応じて大事なポイントを1〜2点、「このへんの感覚をよーく感じててね」と、
触りながらお伝えします。

何回か繰り返し、その感覚を覚えます。

そして覚えられたら、
「これから自分でピアノを弾いても、この感覚で弾いてみよー」と言います。

この時、生徒さんの多くは「なぬっ?!」という反応です。
雰囲気は「いや、むりでしょ」だったり、「うわ!おもしろそう!(にやり)」だったり。

そして、覚えられたら自分の意思で打鍵し、違いがないか感じます。

このときの生徒さんも、「なぬっ」となることが多いです。
全然違うぞ、と感じてくれるようです。
大人の生徒さんの場合は、「違いがあればそれがほぼイコールで力みです、とお話します。」

どんなに脱力が深くなっても、弾きにくい指でも、この基本は変わりません。
また手に限らず、腕(鍵盤に手を乗せるときなど)でもそうです。


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by shibukw | 2014-02-03 16:45 | 脱力 (レッスン、自分)