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作曲家の感受性に近づいていくために

私は、作曲家という人たちは、きっととてもとても、
感受性の強い人たちであろうと思っています。

「普通」...といっても、「普通ってなんだろ、そんな人いるかな」とも思いますが
便宜上、”普通”と書きますね。

普通の人にとっては「いた」という痛さが
作曲家にとっては「いってぇぇぇぇぇぇ!!!」で

「しょぼん」が「くそぉぉぉぉぉ!!」で

「悲しいな...」が「もう生きていけない...」で。

そして良い方も、
普通の人にとっての「幸せ(^^)」が、天にも昇る喜び、解放される全能感、で。

そしてそれらが、ジェットコースターのように襲ってくる。
それを器用に乗りこなすこともできない、その、しんどさ。

この感覚は、とてもとても大事だろうと思います。

痛みのある曲が、痛みのある演奏になっているか。
悲しみに満ちた曲が、そうなっているか。
天上の音楽が、天使が舞う中で演奏できているか。

そういった、言葉や数値にできないその表現力は、
共感、想像できることで生まれてくるのではないかと思うのです。
どの音をどう出す、といった計算ではなく、
そもそも、心から湧き上がってくるもの。
そうせざるをえない、というように。

ただ、一般の会社などで働いていたり、家庭の中では
そういった感情の激しいアップダウンはあまり歓迎されるものではありませんね。

ですから、大人の生徒さんに、時々そういうお話をしながら
想像してもらいます。

「今は、作曲家になるスイッチを入れて、
ご自身の感情を呼び起こしてください。
ちょっとしたことを、のたうち回って痛がってください。
そういった感情に飲み込まれることがなんとなく不安かもしれませんが、大丈夫です。
そのスイッチの切り替えを、少しずつ覚えていきましょう。
大丈夫、使いこなせます(^^)」と。

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そして生徒さんの想像力を磨いていただくために絶対不可欠なのが、
私自身が感受性を磨くこと、です。
私の感覚は生徒さんの表現力の向上に直結するなと実感しています。

感受性を磨く、感情を磨くために...
もがく。
自分で、痛み、悲しみ、どうにもならない辛さを全うする。
逃げず、適当なところで手を打たず、まぁまぁなところでまとめずに、
倒れるまで。
あ、生徒さんに倒れてください、とは言いません(笑)。

感情は、振り子のように、正負の振れ幅は等しくなりますから、
マイナスを味わった分だけ、プラスの感情もレベルアップできます。
苦しいところを、それでも潜りきった、その深さの分だけ、翔べるのです。

そして同様に、感情を大きく動かした分だけ、
感情を削ぎ落とした美しさも、みえてくる、と感じています。



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by shibukw | 2018-03-04 10:05 | レッスン(大人)