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稲城市のピアノ教室ミュージック・ガーデンのブログ 明日もピアノと♪ withpiano.exblog.jp

稲城市東長沼、稲城長沼駅徒歩5分のピアノ教室のブログです♪ H Pはhttps://music-garden.webnode.jp/ 子供も大人も基礎を大切に楽しくレッスンしています。


by shibukw

肩甲骨で”バレエ音楽”の伴奏に!

先日、肩甲骨脱力(正確には、肋骨と肩甲骨の間)について書きました、Bさん。
その時の記事では「ラクになりました〜(^▽^)!」と言って頂けたことだけでしたので
曲は?の追記です。

Bさんはいま、「バレエ:コッペリアより、ワルツ」を練習中です。
作曲はフランスのレオ・ドリーブ。ロマン派で、専らバレエ音楽やオペラだったそうです。
よく知られた曲です。
優美で、繊細で、かわいくて。華やかとはちょっと違う、愛らしいきらきら感。

しーかーも、バレエ!!

私は、バレエ音楽には特殊な空気があると思っています。
この2年くらいでバレエをDVDで何作か見て
他のウィンナ・ワルツのような舞曲、バロックダンス、オペラ・・・どれとも違うように感じました。

トゥーシューズで踊るための音楽。
あのつま先だちに象徴される、無重力かのようなダンサーを引き立てるための音楽。
例え暗く壮大であっても。

それと貴重な体験となったのが、もうと10年近く前ですが、
年末に突発の思いつきで聴きに行った第九です。

演奏が、ヨーロッパのどこか忘れましたが国立バレエ楽団。

驚きました。さすがバレエ楽団。
バレエダンサーいないのにダンサーが踊っているのが目に浮かぶ、
実に優しく、羽が生えたような、そして控えめな第九でした。

第九にならない、まぁなんともムズムズする演奏会だったのですが、
それはそれである道に特化してる、さすがプロ!と感心しました。
今となっては一生モノの、貴重な経験です。

そんな訳で、バレエ音楽のピアノアレンジの左手(伴奏)は、
オペラのそれとはまたちょっと違うのでは、と思っています。
バレエである、というイメージは超・重要。

加えてワルツ。
2・3拍目が軽く、はどんなワルツでもそうですが、軽さの種類、というか。
軽くてふわふわ丸く、ちょっと弾む感じ。(曖昧ですみません・・・)

1拍目も、強すぎないように、低弦でヴォンの音、優雅さを失わないで。
ハーモニーの優しく美しい移行。ふわふわっと。
全体としては、巻きや緩急は控えめにした方がまとまりやすいと思います。
例えばショパンやシュトラウスとごっちゃにならなようにしたいところです。

さてさて、肩甲骨たっぷりやって、良い感じにほどけたBさんは?

バレエ云々ゴチャゴチャお話しする前に、まずは弾いてみて頂いたところ・・・
伴奏がとっても軽く優美になりました!!

クラシック音楽が好きで愛聴者・大学はバイオリンでオケ、のBさん。
特に計算しなくても、持っていたイメージに、手と腕がついてきた、という感じでした。

どんなにイメージや希望があっても、身体がかなえてくれないと、
「ムムー!」がたまる一方ですよねぇ。

追加で上記のバレエ音楽のお話ちょろっとして、
さらに優美になった、素敵な演奏と笑顔でした(*^^*)

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by shibukw | 2014-05-15 10:48 | 脱力 (レッスン、自分) | Comments(0)