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稲城市のピアノ教室ミュージック・ガーデンのブログ 明日もピアノと♪ withpiano.exblog.jp

稲城市東長沼、稲城長沼駅徒歩5分のピアノ教室のブログです♪ H Pはhttps://music-garden.webnode.jp/ 子供も大人も基礎を大切に楽しくレッスンしています。


by shibukw

感じるだけじゃだめだもの。

よくレッスンで「感じて」と言います。
対象は様々で、フレーズの盛り上がりや、上行や下行、半音の緊張感、
響きの移り変わり、などなどなど。

で、感じたらそう弾けるのか?
そうはいかないことも多いですよね。
感じて、は伝わっている。そう弾いてみせると、ふむ、と思ってくれている。
けれど、生徒さん自身の演奏には反映されない。

例えば、ドレミファ ソファミレド(上がって下がる)。

階段をのぼっておりる形で、小さい子には「山」と表現します。
「お山になってるね、おもしろいね、そういう風に弾いてみよう」とか
言いながら楽譜の音符に沿って山形の線を描きます。

感じて弾こうとすると肩がちょっと上がったり下がったり。
でも、それをを指では表現できないのですよね。
感じたことを指で表現するテクニック、というか計算が必要です。

上記の「ドレミファ ソファミレド」は、指使いは親指から順です。
山の頂点はファソファ→しっかりした音。でも弱い指(薬指・小指)が担当
始点と終点はドレと、レド→小さな音。でも強い指(親指・人差し指)が担当

つまり、やりたいことと指の性質が反対。
それを認識して、意識して弾く。
タイミングが合えば、導入段階の子でも理解してくれて演奏が変わります。

先日の大人の生徒さんのレッスンで、同様の経験をしました。
転がりの音形を感じてほしくて矢印を描きました。
「くるりん」とイメージは伝わったしレッスンで演奏も変わりましたが、
生徒さんの後日のお話では、できる時とそうでない時があって、ヒット率が低い。

これは、私の説明不足のためです。
音の転がりを確実に指で表現するための計算を、お伝えしなかった。
レッスン中にできたのを「あ、伝わったぞ♪」で終えてしまったのです。
反省〜(><)

もちろん計算だけじゃうまくいきません。
「だんだん大きくって書いてあるからこのくらいの配分で」では機械的ですよね。
まず感じること。
それがあってこそ、計算した演奏が生き生きとするのだと思います。

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Commented by an-dan-te at 2012-08-16 17:00
あぁ…
私は、リアルタイム真似能力が非常に高いらしいです。
それで、その場でマネるのはうまいんですが、帰ってから「なんだっけ??」になるの(-_-;;

お手数おかけします_o_
Commented by shibukw at 2012-08-18 06:41
その場で真似ができるということは
よく聴いて再現できるということですよね♪
楽譜への書き込み方を工夫したり、
時にはご自身でも書いて頂くのも良いなと思いました。
また色々実験しましょうね〜!(^^)
by shibukw | 2012-08-15 22:32 | レッスン(全般) | Comments(2)