利き手が優勢、ばかりじゃない

こんにちは。

利き手の方が何かと優秀、と
思うことが多いのでは、と思います。
私は以前まで、強烈に、そうでした。

でも...?というお話です。

※以下、「利き手、非利き手」では読みにくいので
「右利き」としますね。

***

右手の方が器用とは限らない、と
自分や生徒さんの手と向き合う中で、よく感じます。

「この動作は、左手の方が良い」ということも多々あるのです。

利き手は、
鉛筆を使う、お箸を使う、ハサミを使う、
ペットボトルを開ける、包丁を使う、携帯やスマホで文字入力
などなど、とにかく色んな作業をしています。
休んでいることは少ないですね。

その分、
ガーッツリと、クセがついているのです。

特に、お箸で付いているクセというのは非常にやっかいだと感じています。
(特に2、3指かな)

そのため、そのクセが邪魔するような動きについては、
左手の方がいいのです。
(具体的な動作は、人によって違います)

このクセのことを、「右手のプライド」と生徒さんにはよくお話しています。
手を擬人化しての例えで、
「ほとんどのことを、私がこなしているのだ!」というプライドです。

***

そういう点で、
左手の方がクセが少なく素直で、
脱力しやすい(=動きを変えやすい)こともあります。

再度例えてみると
「ここに無駄な力が入ってるから、これをやめて、
こういう風に動こうね〜」
と手にアプローチした時、

左手は、「あ、そうなん? ならちょっと、やってみるわ」
と言ってくれるけど
右手は「はぁ?!そんなん、知らん!
今までずっと、これで、仕事してきた!これで生きてきた!」
と、いう感じです(笑)

***

もちろん、左手だってたくさんの仕事をしていますので、
右手より左手の方が得意なこともあります。

一番わかりやすいのは、お茶碗でご飯を食べる時ではないかと思います。
右手はお箸、左手はお茶碗。

これ、左手でお箸が大変なのはもう当然ですが、
実は、右手でお茶碗を持つ事も大変なのです。

お茶碗を持ち、ご飯をはさみやすいように傾け、
そして、
お箸でご飯をはさむ際の圧力に適度に耐える。

これを右手でやると、違和感大爆発です。

ピアノを弾く際でも意外とこの左手の「把持」の仕事からくる
左手の方が良い動き、というのが出てきます。

脱力に取り組む際に大事なのは
右手が先生だと決めこまないことかな、と思っています。

ご一読ありがとうございました(^^)

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# by shibukw | 2017-03-24 23:44 | 脱力 (レッスン、自分)

感情を磨く

感性を磨く、という言い回しはよく耳にしますが
最近思っているのは、
感情を磨く、ということです。
(「育む」ではちょっと言葉が弱い感じです。)

自分の感情の、
種類と純度を上げる。
閾値を下げる。
最大値を上げる。
変化に敏感になる。
言葉に逃げず、余す事なく感じる。
言葉にして表現する。
それを日常で意識して、
自分の中に感情を呼び起こしていく。

それが演奏に与える影響は、ものすごく大きいと感じているのです。

同じ曲が、弾くごとに表情を変え、
こんな表情(側面)を持った曲だったのか、と
驚くのです。

自分がその曲に対してなんとなく持っていたイメージは
なんと浅くて薄かったことか。
感情が磨かれるごとにそれを感じ、
愕然とするのです。

例外もあるかもしれませんが、
ほとんどの音楽は、感情と強く強く結びついているだろうと思います。
作曲家が作った際の感情。
演奏する人の感情。
聴き手の感情。
だからこそ、自分の感情を磨くことが
演奏に大きな影響を与えるのだろうと再認識しています。

そして不思議なことに、
感情を磨くと、
「感情的でない演奏」を目指したい曲への感覚も、深まるのです。

あ、レッスン中も感情的にぎゃーぎゃー!してる訳ではありません(笑)
家族とのやりとりも。
そういった兼ね合いも、感情を磨いていると
なぜかうまくなるような気がしています。

まずは、一般に言う時の「感情的になる」「感情的な人」
などに含まれる、ちょっとネガティブなイメージを
根っこから、何度も、拭していくこと。
「音楽は感情満載でナンボですもの!」
と、胸を張ること。
それが大事、と思っています(^^)



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# by shibukw | 2017-03-09 22:23 | 練習中&勉強中〜

ややこしいところほど!

譜読みがややこしいところは、
なかなか出来上がりの姿が見えてこないし、
何回やっても弾けるようにならないし、
そこだけ残っていくし...
もーーー!、ですね。

ひねった和音とか、
ちょっと迂回するメロディーとか。

特に子供の生徒さんは、
しんどくなると思います。

レッスンでそれを感じた時によくお話しているのは、
ややこしいからこそ、出来上がりは○
になる!ということです。

○は、きれい、大人っぽい、かっこいい、美しい、
などですね。

「これがもし、こう(シンプルに変えて弾く)だったら、譜読みはもっと簡単。
多分、△
△ちゃんも、すぐに弾けてる。
でも、
これよりこっちの方が、○○じゃない〜??」
と、シンプル版と楽譜通りで聴き比べてもらう、という感じです。

そうすると、
疲れ気味の生徒さんも
「ふむ...」となりますので、すかさず

「ややこしいからこそ、弾けるようになった時は良くなるんだよね!
この弾きにくい箇所が、この曲の雰囲気をぐぐっと変えてくれるんだもんね」
とお話します。

その、生徒さんの「ふむ」の空気を感じられると、
頑張ってくれそうだな!と、思います(^^)

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# by shibukw | 2017-02-06 16:38 | レッスン(全般)

楽譜に書くか書かないか、その時のプライド

レッスン中に、書き込むかどうか、生徒さんに聞くことがよくあります。

特に、オタマジャクシを読むときに多いです。
音が間違っていた、とか
その子にとってとても高い音で、譜読みが慣れない、とか。

音は、音符よりもカタカナで「ド」とか書いてしまったほうが
間違いは格段に減ります。
でも、それを書くのは目先の対処、ですね。
パッと見て読めるようになった方が良いのですから、
なるべく書きたくはありません。

でも、その子にとって手強い修正や譜読みの場合、聞きます。

「どうする?あまり直すの大変だったら”ラ”って書いちゃう?」
とか、
音名まではいかなくても「赤色でしるしをつけちゃう?」
など。

この反応に、生徒さんの気持ちをとても感じます。
基本的には、みんな、「音名は書かないぞ!」という感じです。
生徒さんの良い意味でのプライドと、
できるけカタカナでは書かずにすませたい、
という私の方針を感じてくれているのだなと思います。

そして、選択してくれます。

”ラ”とは書かないけど、
ハードルの低い順に

1。”音”と書く
2。赤色でしるしだけつけておく
3。鉛筆で丸をつけておく

という感じなのですが

先日、初めて、
何も書かない!!という強い意志表示をしてくれた子がいました。

「何か書く?」と聞くと
即座に
「ううん、書かない。」と、キッパリ。

どうやら、自分で途中で気づいて直し、
でも、また元に戻ってしまっていた、ということのようです。

生徒さんは言葉にはしませんでしたが、だいぶ、悔しかったようです。

普段はそんなにそういう空気を出さない子なので
余計に私は、良い空気!と思いました。

悔しいほうが、上達する。

大げさですが、
ピアノの練習は日々、悔しさとの戦いでもあると思うので...。
その悔しさを大切に、プライドを大切に、と思います。

(その生徒さんには、
気づいた時に自分で鉛筆で丸をつけておく、という提案もしました)

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# by shibukw | 2017-01-22 10:02 | レッスン(子供)